「わ、私……、冬原 ちづかさんがあんなふうに言われて悔しくて」
「……」
「それで漫画原稿を見たら、明石くんだってすごいって、お、思ってくれんじゃないかって、咄嗟に思って……」
(ふぅーん……)
「勝手に持ち出したりなんかして、お、驚きましたよね? 本当にごめんなさい」
大谷 真昼の背中が丸まって、肩も下がっている。
声にも元気がなかった。
「反省しているなら、いいよ」
と、私は呟いた。
「すみません」と、大谷 真昼が言い終わらない内に、
「だから、何でそんなに上から目線で話すんだよ」
と、明石 秀人がうんざりした声を出す。
「大谷さんも、原稿を勝手に持ち出すのはいけないことだけど、別にそこまで謝らなくても良いんじゃない?」
(は?)
明石 秀人の言い方に、私はまたムカっ腹が立ってくる。
(私が悪いみたいな言い方するじゃん)
「……」
「それで漫画原稿を見たら、明石くんだってすごいって、お、思ってくれんじゃないかって、咄嗟に思って……」
(ふぅーん……)
「勝手に持ち出したりなんかして、お、驚きましたよね? 本当にごめんなさい」
大谷 真昼の背中が丸まって、肩も下がっている。
声にも元気がなかった。
「反省しているなら、いいよ」
と、私は呟いた。
「すみません」と、大谷 真昼が言い終わらない内に、
「だから、何でそんなに上から目線で話すんだよ」
と、明石 秀人がうんざりした声を出す。
「大谷さんも、原稿を勝手に持ち出すのはいけないことだけど、別にそこまで謝らなくても良いんじゃない?」
(は?)
明石 秀人の言い方に、私はまたムカっ腹が立ってくる。
(私が悪いみたいな言い方するじゃん)



