B4サイズに魔法をつめて

明石 秀人の足元には、様々な物が落ちていて。

その中に逆さまになったペン立てと、ハサミを見つけて。

ゾッとした。



「帰るわ、マジで」
と、呟いた明石 秀人は静かに靴を履いて、玄関を出て行った。



玄関付近に散乱した漫画原稿を集めた大谷 真昼は、
「私も、か、帰ります」
と、明石 秀人を追いかけるように出て行った。



自分のやらかした事の大きさに、心臓がバクバクとうるさくなって、その時は気づかなかったんだ。



まさか。

大谷 真昼が。









私の漫画原稿を、持ち去っていたなんて。