B4サイズに魔法をつめて

そうだ。

私には担当編集者が付いている。

どうだ、明石 秀人!

あんたが想像するよりも、もっとずっと、私はデビューに近いんだよ!!



大谷 真昼と私を見て、明石 秀人は笑顔を見せた。

そして、
「へぇ〜、すごいね?」
と、言った。



抑揚のない声で。

バカにされた。

そう思ったら、私の頭の中で何かがブチンと切れた気がした。



「帰ってよ!」



大声で、私は明石 秀人に怒鳴る。



「あんたに何がわかるっていうのよ!! どうせ、コマすら割ったことがないくせに!!」



明石 秀人は怒鳴る私をじっと見て、ため息を吐いた。

それから、開いたままのリュックのチャックを閉めて、
「……帰るよ。渡さなくちゃいけないものは渡したし」
と、立ち上がった。



「学校、来れるなら来なよ」

「はぁっ!? あんたに指図される覚えなんかないし!!」

「指図なんかしてない。……マジで会話にならないな」