「ふ、冬原……、冬原ちづか……?」
「!?」
耳を疑った。
まさか大谷 真昼からその名前が飛び出してくるなんて。
「何?」
明石 秀人は、私と大谷 真昼を不思議そうな瞳で見ている。
大谷 真昼はごくんと生唾をのんで、
「冬原 ちづかさん、なんですか?」
と、私に尋ねてきた。
冬原 ちづか。
その名前で呼ばれるなんて、予想外の何ものでもない。
だって。
冬原 ちづかは。
私が漫画投稿の時に使っている、ペンネームだから。
シラを切ることも出来たけれど、興味の気持ちのほうが強くて、
「なんでわかったの?」
と、大谷 真昼に尋ねた。
大谷 真昼は目をキラキラ輝かせて、
「さっき、絵が見えて……。ふ、ふ、ファンなん、ですっ」
と、興奮気味に身を乗り出した。
「何? 何の話?」
と、明石 秀人が大谷 真昼の顔を見た。
「冬原 ちづかさんは、月刊少女漫画雑誌『デイジー』の常連の投稿者さんなんです」
「『デイジー』……、あぁ、オレの姉も読んでるよ」
「!?」
耳を疑った。
まさか大谷 真昼からその名前が飛び出してくるなんて。
「何?」
明石 秀人は、私と大谷 真昼を不思議そうな瞳で見ている。
大谷 真昼はごくんと生唾をのんで、
「冬原 ちづかさん、なんですか?」
と、私に尋ねてきた。
冬原 ちづか。
その名前で呼ばれるなんて、予想外の何ものでもない。
だって。
冬原 ちづかは。
私が漫画投稿の時に使っている、ペンネームだから。
シラを切ることも出来たけれど、興味の気持ちのほうが強くて、
「なんでわかったの?」
と、大谷 真昼に尋ねた。
大谷 真昼は目をキラキラ輝かせて、
「さっき、絵が見えて……。ふ、ふ、ファンなん、ですっ」
と、興奮気味に身を乗り出した。
「何? 何の話?」
と、明石 秀人が大谷 真昼の顔を見た。
「冬原 ちづかさんは、月刊少女漫画雑誌『デイジー』の常連の投稿者さんなんです」
「『デイジー』……、あぁ、オレの姉も読んでるよ」



