B4サイズに魔法をつめて

真昼。

あんたがいてくれるから。

私は戦えるんだよ。










一ヶ月後。

『デイジー』の発売日。

真昼と一緒に本屋さんへ行って、漫画投稿ページの結果発表を見た。



私のペンネーム、漫画の表紙、あらすじや、イラストカット、編集部の批評が大きく載っていた。



「師匠、すごい!」

「真昼の結果は?」

「あ、まだ探していません」

「早く見つけようよ!」



ふたりでページの上に指を滑らせて、真昼のペンネームを探す。



「あ、あった……!」
と、真昼が声をあげた時、私も見つけた。



《期待賞》




そう書いてあるところに、真昼のペンネームとイラストカットが載っている。



「すごいじゃん!!」



興奮して、ふたりで手を叩いて喜んだ。



「絶対に師匠のあとに続きます!」
と、真昼の力強い言葉に、私の背筋も伸びた気がした。




町が、夕日に赤く染まってきている。

あたたかい日差しに、夕暮れの匂い。



真昼の頬も赤く染まって。

やっぱり主人公の瞳をしている、と思った。