B4サイズに魔法をつめて

真昼の顔を見ていたら、涙目になってしまった。



「師匠!?」



「……連絡があった」

「えっ? あ、担当編集者さんから?」

「私、デビュー出来るって」



私の言葉に、真昼の瞳が大きくなった。

それから、顔を真っ赤にして。

真昼の目がうるうると光った。




「やった……、やった!」




そう言って、真昼が夜空に向かって万歳をして、
「やったーーーっ!!」
と、叫んだ。




「しーっ! 近所迷惑っ」



なぜか私のほうが焦る。

そんなことはお構いなしの真昼は、
「師匠、すごいっ!! おめでとうございます!!」
と興奮した様子で、その場で飛び跳ねている。



「ありがとう」

「うー、良かったですぅー!! うー、うわぁあぁあん!!」

「なんであんたが泣くのよ」

「嬉しいんですー!!」




玄関先で。

ふたりで泣いて。

抱きしめ合った。




「コミックスが出たら絶対に買います!」