「ふーん……。まぁ、後々のこと考えるとそうかもね」
「でしょう? 担当者さんに不義理なことはしないほうがいいよ。もしもデビューしたら、一緒に仕事をしていく人なのかもしれないんだから」
私は曖昧に頷いて、
「ごちそうさま」
と、席を立った。
(わかってるけど……)
……どうしてもプライドが邪魔する。
学習机に向かって。
漫画の作業の続きをした。
スクリーントーンを貼る作業に入っているものの、途中で私の手が止まった。
黒く塗る作業で、“ベタ塗り”と呼ばれるものがある。
私はペン入れとベタ塗りはほぼ同時進行で進めていくけれど。
そのベタの塗り忘れに気がついた。
「忘れてた……」
よく見ると、そのベタ塗りを忘れていたコマに描いたキャラの輪郭線が、うまく繋がっていない所を見つけて。
「雑に見える」
漫画インクを取り出しふたを開け、つけペンの用意をしていると。
「千冬ー、お風呂入ってよ」
と、お姉ちゃんが背後から声をかけてきた。
「でしょう? 担当者さんに不義理なことはしないほうがいいよ。もしもデビューしたら、一緒に仕事をしていく人なのかもしれないんだから」
私は曖昧に頷いて、
「ごちそうさま」
と、席を立った。
(わかってるけど……)
……どうしてもプライドが邪魔する。
学習机に向かって。
漫画の作業の続きをした。
スクリーントーンを貼る作業に入っているものの、途中で私の手が止まった。
黒く塗る作業で、“ベタ塗り”と呼ばれるものがある。
私はペン入れとベタ塗りはほぼ同時進行で進めていくけれど。
そのベタの塗り忘れに気がついた。
「忘れてた……」
よく見ると、そのベタ塗りを忘れていたコマに描いたキャラの輪郭線が、うまく繋がっていない所を見つけて。
「雑に見える」
漫画インクを取り出しふたを開け、つけペンの用意をしていると。
「千冬ー、お風呂入ってよ」
と、お姉ちゃんが背後から声をかけてきた。



