B4サイズに魔法をつめて

「塚原さん、変わったよね」

「え?」



明石 秀人は私の前の席に座って、ため息を吐いた。



「大谷さんに、告白したんだ。ついこの間」

「えっ……?」



告白?



「でも大谷さんにはきっぱり振られた。『明石くんとは、これからも良い友達でいたいです』って」

「……そう、だったんだ」



そう言いつつ、私の頭の中は大パニックだった。



(えっ? ちょっと待ってよ)



明石 秀人は真昼のことが、好き?

そんなこと、思ってもみなかった。

告白した?

それを振った?



(私、そんな話、聞いてないよ。真昼!)



……しかも、私、これって……。



(気持ちを打ち明ける前に、振られてるじゃん!!)




明石 秀人は、こう続ける。



「大谷さん、今は誰よりも何よりも、塚原さんと一緒にいたいんだって。塚原さんと漫画を描いている時間が大切なんだって。ふたりで漫画の話をしている時間が、宝物みたいだって」