ソレの存在を信じてもらうために動画を撮影しようとしていた私がやってきたことは、無意味だったということです。
「ふたりともどうしたの?」
無言になってしまった私たちに優奈ちゃんが怪訝そうな顔つきをします。
私はどうにか取り繕って笑顔を見せました。
「大丈夫だよ。なんでもない」
「それにさ、お兄ちゃんが呼んだっていう話も、なんのことか全然わからないんだよね」
「調べたのか?」
「もちろん。だって、こんな動画見ちゃったら気になるでしょう?」
悟志の質問に優奈ちゃんは当然だと言う様子で頷きました。
そのとき悟志が優奈ちゃんの両肩をきつく掴みました。
「それはもう二度と調べちゃいけない。わかったか?」
突然の行動に驚いたように目を丸くした優奈ちゃんでしたけれど「わ、わかった」と、頷いてくれました。
優奈ちゃんまで同じような危険にさらすことはできませんから。
「この動画にこんなに反応するってことは、ふたりもなにか見えてたりするの?」
「ふたりともどうしたの?」
無言になってしまった私たちに優奈ちゃんが怪訝そうな顔つきをします。
私はどうにか取り繕って笑顔を見せました。
「大丈夫だよ。なんでもない」
「それにさ、お兄ちゃんが呼んだっていう話も、なんのことか全然わからないんだよね」
「調べたのか?」
「もちろん。だって、こんな動画見ちゃったら気になるでしょう?」
悟志の質問に優奈ちゃんは当然だと言う様子で頷きました。
そのとき悟志が優奈ちゃんの両肩をきつく掴みました。
「それはもう二度と調べちゃいけない。わかったか?」
突然の行動に驚いたように目を丸くした優奈ちゃんでしたけれど「わ、わかった」と、頷いてくれました。
優奈ちゃんまで同じような危険にさらすことはできませんから。
「この動画にこんなに反応するってことは、ふたりもなにか見えてたりするの?」



