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昨日も来た絵里の家の前に到着すると、私と悟志は仲の様子をうかがいました。
庭に車はありません。
室内からも明かりはもれていません。
試に1度玄関チャイムを鳴らしてみましたけれど、誰も出てきませんでした。
「行こう」
私は小声で悟志に伝えて、家の裏手へと回り込みました。
そこには絵里のお母さんが育てているサボテンの鉢植えが置かれています。
鉢植えを両手で持ち上げると、太陽光を反射して光っている鍵を見つけました。
「絵里がいなくなっても同じ場所に隠してあったんだな」
悟志がそれを掴んで勝手口の鍵穴へと差し込みました。
鍵はすんなりと開き、同時に鼓動が速くなるのを感じました。
これは立派な不法侵入です。
本当にこんなことをしてもいいのかどうか、まだ迷っている自分がいます。
だけどここまできたらもう引き返せませんでした。
私と悟志は自分の靴を脱ぐとそれを手に持ち、素早く家の中に入り込んだんです。
昨日も来た絵里の家の前に到着すると、私と悟志は仲の様子をうかがいました。
庭に車はありません。
室内からも明かりはもれていません。
試に1度玄関チャイムを鳴らしてみましたけれど、誰も出てきませんでした。
「行こう」
私は小声で悟志に伝えて、家の裏手へと回り込みました。
そこには絵里のお母さんが育てているサボテンの鉢植えが置かれています。
鉢植えを両手で持ち上げると、太陽光を反射して光っている鍵を見つけました。
「絵里がいなくなっても同じ場所に隠してあったんだな」
悟志がそれを掴んで勝手口の鍵穴へと差し込みました。
鍵はすんなりと開き、同時に鼓動が速くなるのを感じました。
これは立派な不法侵入です。
本当にこんなことをしてもいいのかどうか、まだ迷っている自分がいます。
だけどここまできたらもう引き返せませんでした。
私と悟志は自分の靴を脱ぐとそれを手に持ち、素早く家の中に入り込んだんです。



