翌日のリモート開始時、作者は書斎の入り口に盛り塩を置きました。
真っ白な塩は悪い者がいる場合は真っ黒に変色すると聞いたことがあります。
まさか自分がこんなことをする日がくるなんてと、準備している間は少しだけ滑稽な気分にもなりました。
「先生、今日も疲れた顔をしてますね。仕事忙しいんですか?」
「仕事は大丈夫。ただ、昨日はあまり眠れなかっただけ」
さすがになにが起こったのかは言えませんでした。
小野彩音さんの話に出てくるソレと、作者が見ている影が同一なのかどうかもわからない。
小野彩音さんが言っているように、作者に耐性があるのかどうかも、わからないですから。
無駄に彼女を怖がらせることになりかねないことは、避けたかったんです。
「今日の話にはもっと進展があるんですよ」
小野彩音さんはそう言ってペロリと自分の舌をなめていつものように語りはじめました。
真っ白な塩は悪い者がいる場合は真っ黒に変色すると聞いたことがあります。
まさか自分がこんなことをする日がくるなんてと、準備している間は少しだけ滑稽な気分にもなりました。
「先生、今日も疲れた顔をしてますね。仕事忙しいんですか?」
「仕事は大丈夫。ただ、昨日はあまり眠れなかっただけ」
さすがになにが起こったのかは言えませんでした。
小野彩音さんの話に出てくるソレと、作者が見ている影が同一なのかどうかもわからない。
小野彩音さんが言っているように、作者に耐性があるのかどうかも、わからないですから。
無駄に彼女を怖がらせることになりかねないことは、避けたかったんです。
「今日の話にはもっと進展があるんですよ」
小野彩音さんはそう言ってペロリと自分の舌をなめていつものように語りはじめました。



