☆☆☆~作者サイド~
「絵里さんの家にいるときにソレが見えたんですか?」
「そうです」
モニター越しに小野彩音さんは自分の体を抱きしめました。
その顔色は青ざめていて、当時のことを鮮明に思い出してしまったことがわかりました。
「それは大変でしたね。だけど絵里さんのお母様が感染病じゃないかと疑う気持ちはわかります。自分には見えないものが見えていたり、反応が似ていたら病気ではないかと心配になりますから」
「わかっています。呪いなんてそう簡単に信じてくれる人はいないってことくらい」
それに比べて作者のような職業の人間には相談しやすかったのでしょう。
残念ながら作者に霊感はありませんが、それでも真っ向から否定するような気も起きません。
幽霊の存在を信じていないなりにも、それを扱う仕事をしているのでないがしろにもできません。
それが、小野彩音さんにとっても心地良いのでしょう。
「絵里さんの家にいるときにソレが見えたんですか?」
「そうです」
モニター越しに小野彩音さんは自分の体を抱きしめました。
その顔色は青ざめていて、当時のことを鮮明に思い出してしまったことがわかりました。
「それは大変でしたね。だけど絵里さんのお母様が感染病じゃないかと疑う気持ちはわかります。自分には見えないものが見えていたり、反応が似ていたら病気ではないかと心配になりますから」
「わかっています。呪いなんてそう簡単に信じてくれる人はいないってことくらい」
それに比べて作者のような職業の人間には相談しやすかったのでしょう。
残念ながら作者に霊感はありませんが、それでも真っ向から否定するような気も起きません。
幽霊の存在を信じていないなりにも、それを扱う仕事をしているのでないがしろにもできません。
それが、小野彩音さんにとっても心地良いのでしょう。



