「ほしいものが見つかったら、言ってね」
絵里のお母さんはそう言うとリビングへと戻って行きました。
そのタイミングで私と悟志は目を見交わせました。
あの昔話に関するものがないか、探すのです。
私は最初に絵里の机に向かいました。
一番上の引き出しを開けてみると、そこにはタブレット端末が入れられていました。
1年生の頃、絵里がスマホを持たせてもらったときに一緒に買ってもらったと言っていたことを思い出しました。
タブレットは購入したときの箱にしまわれていたので、取り出してひっくり返してみるとウサギのキャラクターステッカーが貼られていました。
絵里がとても大切にしていたことが伺えます。
電源を入れてみるとパスワード画面が表示されました。
少し考えてから絵里の誕生日を入力しましたが、はずれ。
だけど、家でしか使用していなかった様子なので、そんなに難しいパスワードにはしていないはずです。
ためしに絵里の出席番号を打ち込んでみると、当たりでした。
絵里のお母さんはそう言うとリビングへと戻って行きました。
そのタイミングで私と悟志は目を見交わせました。
あの昔話に関するものがないか、探すのです。
私は最初に絵里の机に向かいました。
一番上の引き出しを開けてみると、そこにはタブレット端末が入れられていました。
1年生の頃、絵里がスマホを持たせてもらったときに一緒に買ってもらったと言っていたことを思い出しました。
タブレットは購入したときの箱にしまわれていたので、取り出してひっくり返してみるとウサギのキャラクターステッカーが貼られていました。
絵里がとても大切にしていたことが伺えます。
電源を入れてみるとパスワード画面が表示されました。
少し考えてから絵里の誕生日を入力しましたが、はずれ。
だけど、家でしか使用していなかった様子なので、そんなに難しいパスワードにはしていないはずです。
ためしに絵里の出席番号を打ち込んでみると、当たりでした。



