「なるほど。理由はわかった。だけどソレって一体なんなんだ?」
悟志からの質問にまた言葉に詰まってしまいました。
ソレの容姿を思い浮かべただけで全身に鳥肌が立ち、言葉が上手く出て来なくなります。
説明するだけで呪われてしまいそうな、そんな見た目をしているからです。
「ソレが見えるようになる前に、絵里から聞いた話があるの」
私は自分の両腕をさすりながら言った。
今思えば、その話を聞いた日からソレが見え始めたように思います。
「話って?」
「都市伝説っていうか、昔話っていうか」
「それ、どんな話?」
「聞かせていいのかどうかわからない。ちゃんと覚えてないし」
後半は嘘でした。
絵里から聞いたその話は1度聞くだけでなぜか脳裏に焼き付いて、何度も何度も思い出して頭の中で反復していました。
「覚えているだけでいいから、聞かせてみろよ」
悟志からの質問にまた言葉に詰まってしまいました。
ソレの容姿を思い浮かべただけで全身に鳥肌が立ち、言葉が上手く出て来なくなります。
説明するだけで呪われてしまいそうな、そんな見た目をしているからです。
「ソレが見えるようになる前に、絵里から聞いた話があるの」
私は自分の両腕をさすりながら言った。
今思えば、その話を聞いた日からソレが見え始めたように思います。
「話って?」
「都市伝説っていうか、昔話っていうか」
「それ、どんな話?」
「聞かせていいのかどうかわからない。ちゃんと覚えてないし」
後半は嘘でした。
絵里から聞いたその話は1度聞くだけでなぜか脳裏に焼き付いて、何度も何度も思い出して頭の中で反復していました。
「覚えているだけでいいから、聞かせてみろよ」



