このままではこちらの夫婦仲に問題が生じてしまうかもしれない。
そんな不安を抱えながら、翌日12月31日を迎えました。
「今年もこれで終わりですね」
モニター越しに小野彩音さんが嬉しそうに言います。
話を聞き始めた最初の頃は青白い顔をしていたのに、最近では随分と血色がよくなっているようです。
人に話をすることで、自分の中の澱が晴れていっているのかもしれません。
それとは対照的に作者は昨晩もあまり眠れず、今日を迎えてしまいました。
「そうだね」
「私、先生に話を聞いてもらえて本当に良かったです。なんだか心が軽くなってきました」
「そう……」
よかったねとは、言えませんでした。
そのせいでこっちは大変な目に、とも。
とにかく話の続きを聞くことです。
そうすることで作者も、今の小野彩音さんのように救われるかもしれない。
そんな気持ちで一杯でした。
「じゃあ、昨日の続きから、話しますね」
そんな不安を抱えながら、翌日12月31日を迎えました。
「今年もこれで終わりですね」
モニター越しに小野彩音さんが嬉しそうに言います。
話を聞き始めた最初の頃は青白い顔をしていたのに、最近では随分と血色がよくなっているようです。
人に話をすることで、自分の中の澱が晴れていっているのかもしれません。
それとは対照的に作者は昨晩もあまり眠れず、今日を迎えてしまいました。
「そうだね」
「私、先生に話を聞いてもらえて本当に良かったです。なんだか心が軽くなってきました」
「そう……」
よかったねとは、言えませんでした。
そのせいでこっちは大変な目に、とも。
とにかく話の続きを聞くことです。
そうすることで作者も、今の小野彩音さんのように救われるかもしれない。
そんな気持ちで一杯でした。
「じゃあ、昨日の続きから、話しますね」



