船長は唇を噛んでいたが、
「申し訳ない。あの状況では海に投げ出される危険が大きいと思ったのだ。だから」
「だから?」
「熟練した水夫を、失うことはできないと」
絞り出すように言う。
「それで我々なら犠牲になってもいいと思ったのか」
「いや、それはそのぉ・・」
答えに窮した。
「だが今さらそれを言っても仕方がない、それはわかっている。だとすれば」
「だとすれば?」
「それなりの報酬をもらうべきだろうな。慰謝料ともいう。相当な額になると覚悟してもらいたい」
船長が反論しようとした。
しかし頭を抱え込む。マシューらには頼むことがあるからだ。
「わかったよ。望みの物を言ってくれ。善処しようじゃないか」
そして次にはやはり、
「その代わり、と言ってはなんだが通訳を依頼したいのだ。言葉の問題で我われは困り切っているのだからね」
二人がニヤリと笑った。
「申し訳ない。あの状況では海に投げ出される危険が大きいと思ったのだ。だから」
「だから?」
「熟練した水夫を、失うことはできないと」
絞り出すように言う。
「それで我々なら犠牲になってもいいと思ったのか」
「いや、それはそのぉ・・」
答えに窮した。
「だが今さらそれを言っても仕方がない、それはわかっている。だとすれば」
「だとすれば?」
「それなりの報酬をもらうべきだろうな。慰謝料ともいう。相当な額になると覚悟してもらいたい」
船長が反論しようとした。
しかし頭を抱え込む。マシューらには頼むことがあるからだ。
「わかったよ。望みの物を言ってくれ。善処しようじゃないか」
そして次にはやはり、
「その代わり、と言ってはなんだが通訳を依頼したいのだ。言葉の問題で我われは困り切っているのだからね」
二人がニヤリと笑った。

