「なんとかならないものでしょうか」
会長がなおも聞いてくる。
だが手中の情報をしゃべる訳にはいかない。
「とにかく状況が差し迫っている。命あっての物種だ、この地を離れて生き延びる術を探すのだ」
「・・そんな」
田畑を捨てて逃げるなど出来はしない、顔にそう書いてあった。
「先を急ごう」
田中がうながした。
「我われに出来ることはここまでだ。他にも知らせる所があるだろう?」
「そうだな」
背を向ける二人を、会長が声もなく見ていた。
◆ ◆ ◆
会長がなおも聞いてくる。
だが手中の情報をしゃべる訳にはいかない。
「とにかく状況が差し迫っている。命あっての物種だ、この地を離れて生き延びる術を探すのだ」
「・・そんな」
田畑を捨てて逃げるなど出来はしない、顔にそう書いてあった。
「先を急ごう」
田中がうながした。
「我われに出来ることはここまでだ。他にも知らせる所があるだろう?」
「そうだな」
背を向ける二人を、会長が声もなく見ていた。
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