次の日



「あーどうしよう、、」



そっちのクラス行くとか言っちゃったし、、
行かないとカツアゲされるんじゃ、、


あーでもクラス行ったら拉致とかされる、、?!




キーンコーンカーンコーン


ずっと考えてたらお昼休みになっちゃった、、


「行くか、、」



えっと、、3組だったよね、、


「一宮君、、?」



「あっ!秋野さん!会いたかったです!」


会いたかった、、?

私をボコボコにしたくてウズウズしてたって事、、?


「あ、あうん私も、、」


「わざわざありがとうございます!」


「ううん大丈夫、、えっと、何しよっか?」


「そうですね、、私、、友達がどう言うものなのか分からなくて、、友達ってどんな事をするんですか?」


「え〜っと、、話す?女子なら恋バナとか、、男子は、、ゲームの事とか話してると思う」


「ゲーム、、私ゲームの事全然知らなくて、、父や兄がやってるのを見た事はあるんですが、、」


「そっか、、じゃあ一宮君の事全然知らないからさ、色々教えてよ!趣味とか、、さっき言ってたお兄さんの事とか!」


「そうですね!確かに私の自己紹介もまだでしたね、、!」



「私の名前は一宮宗一郎です!家族構成は、父、母、兄2人で、趣味は、、えっと、、」


「ん?どうした?」


「あの、私、スッ、スイーツを、食べるのが好きで、、パフェだとか、、クレープだとか、、」


え?!意外、、甘党極道、?

可愛い趣味だけど、、一宮組の事が気になりすぎて頭に入ってこない、、


「そうなんだ、、私も好きだよ!スイーツ!ティラミスとか!」


「秋野さんもですか!!私ティラミスも大好きで、、!」


「あ、!じゃあ私も自己紹介するね!」


「名前は秋野椿で、家族は、お母さんとお父さんとお姉ちゃんが1人、趣味は、あんまり無いかな。強いて言えば美味しいものが好き!」


「そうなんですね!椿さん。素敵な名前です!」


名前なんか褒められたの初めてなんだけど、、
極道の妻みたいな名前だから、、?


「い、いや!宗一郎君も素敵な名前だよ!聡明そうで!」


「そ、そうですか、、?私はあまり気に入ってなくて、、ちょっと古めかしいじゃないですか、、!」


「確かに少し昔っぽいけど、宗一郎君にピッタリの名前だと思うけどな!」



「ありがとうございます、、!本当に、秋野さんは優しいですね!」


「そ、そんな事ないよ!笑」





話す事無くなっちゃった、、




「何、話そっか笑」



「あの、すみません。」



「え、?なに?」




「さっきから私の事、怖がってますよね?」




ひぇ!!バレてる!!!
やっぱりボコボコにされる、、!?



「い、いや!そんな事は、、」



「良いんです、、この間、私が入っていく所を見てしまったんですよね、、?」



見られたからには殺すって事、、?!



「ええ〜?いやぁ?どう言う事だかわかんないなぁ?」



「誤魔化さなくて良いんです。分かってますから。」



「ひっ!」



一宮君が近づいてくる。



「秋野さんが見た通り、私は一宮組の息子です。」



やっぱり、、!ど、どうしよう逃げなきゃ、、





キーンコーンカーンコーン




「あっ!」



助かった〜!!お昼休みで良かった!!



「あ、お昼休み終わっちゃったね!じゃあ私自分の教室帰るね!!じゃ!」



「あ!秋野さ、、!」




あ〜助かった、、
やばいな、今日は走って家帰ろ。