ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

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入学式が無事に終わり、私は自分のクラスに向かった。
向かっている途中に「代表挨拶よかったよ」などと、たくさんの先生方に声をかけられては返事をして。
そのせいで、少しゆっくりしていた。

だから、少し遅くなって自分のクラスに入る。
何度見てもこの豪華さには驚かされるし、場違い感が半端ない。
そう思いながらクラスに入る。

「あっ!恋星さん来たよ!」

教室に入って早々、ひとりの女子生徒が嬉しそうに声をあげた。
その声に、待ってましたとでもいうようにクラスメイトが反応して、私を見てから周りに集まってくる。

「えっ?どうしたの?」

なぜ話したこともないクラスメイトが私に近寄ってくるのか、とても不思議だった。

その問いに答えるように、自分の席を今立ったであろう雨晴さんが言う。

「さっきまで恋星さんの代表挨拶の話をしていたの。その時に彼女…白下(しろした)さんが恋星さんと話してみたいと言って…。その話に皆がのっかったのよ」

ちょっと呆れ気味な感じ。

「そう…なの?そっか、なら…そう言うことなら、大歓迎です!仲良くしてね!!」

私がそう笑顔で言うと、クラスメイトが「恋星さん優しい!」と口々に言う。
その声に混じって「同じ首席なのに、三葉さんとは大違いだね」という声も聞こえる。