ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

「うん!おはよう!ねえ、一緒に教室行こっ?」


こんなに可愛い子にも動じない皇くんはすごい。


私だったら一瞬で惚れちゃいそう…なんちゃって。


「うん。行こうか?恋星さんは先に行ってて」


そう言って皇くんはにこっと笑顔を見せた。


「え?…わ、分かった…」


確か皇くんとは同じクラスだった気がするので、一緒に行くのかと思っていたが違いそうだ。


まあこんな人と一緒にクラスに入ったら嫌な噂が立ちそうなので、遠慮なく先に行かせていただこう。


そう思い、2人の横を通り過ぎる時…。


「おいクソ女。夜空くんに色目使ったら殺すからな」


えっ?


今の誰…?


とても低くて声で、すごく怖かった。


驚いて周りを見渡しても、近くには皇くんと音花さんしかいない。


疑うなら音花さんだけれど。


音花さんが…?


いやいや、まさか…ね?


今の言葉にゾッとした。


なんだか嫌な予感がする。


怖くなった私は、逃げるように校舎に入って行った。