***
「続いて新入生代表の言葉。1年恋星夢乃さん、お願いします」
「はい!」
今日は入学式の日。
そして、私は芸能科の首席ということで新入生代表の挨拶があるため、ステージの裏側に控えている。
私の出番は普通科首席、恋星さんの後である。
うう…、緊張してきた〜。
で、でも悪女らしくしないとだし、堂々と!!
そう言い聞かせて、大切なお守りをぎゅっと握り、ポケットにしまう。
少し余裕のできた私は、せっかくなので恋星さんの代表挨拶を聞くことにした。
よく透き通る声でハキハキと喋る姿が目に映り、素直にとても上手なスピーチだと思った。
私もあんな風に代表挨拶ができたらな…と恋星さんに憧れた。
それから数分後、恋星さんのスピーチが終わり司会者さんが進めていく。
「それでは次に、芸能科1年三葉星空さんお願いします」
私は大丈夫と自分に言い聞かせ、1歩踏み出した。
目の前にいた恋星さんは、一瞬ハッとしたような表情をしてからこちらに向かってくる。
不意に、ステージの下にいる生徒達の声が聞こえてきた。
「続いて新入生代表の言葉。1年恋星夢乃さん、お願いします」
「はい!」
今日は入学式の日。
そして、私は芸能科の首席ということで新入生代表の挨拶があるため、ステージの裏側に控えている。
私の出番は普通科首席、恋星さんの後である。
うう…、緊張してきた〜。
で、でも悪女らしくしないとだし、堂々と!!
そう言い聞かせて、大切なお守りをぎゅっと握り、ポケットにしまう。
少し余裕のできた私は、せっかくなので恋星さんの代表挨拶を聞くことにした。
よく透き通る声でハキハキと喋る姿が目に映り、素直にとても上手なスピーチだと思った。
私もあんな風に代表挨拶ができたらな…と恋星さんに憧れた。
それから数分後、恋星さんのスピーチが終わり司会者さんが進めていく。
「それでは次に、芸能科1年三葉星空さんお願いします」
私は大丈夫と自分に言い聞かせ、1歩踏み出した。
目の前にいた恋星さんは、一瞬ハッとしたような表情をしてからこちらに向かってくる。
不意に、ステージの下にいる生徒達の声が聞こえてきた。



