ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

「夢乃ちゃんも座って!ここは防音室だから外に声はもれないし、監視カメラもついてないから快適だよ〜」


「う、うん!」


私は荷物をおろしてソファに座った。


すごく座り心地がよくて最高。


「それで、魔界のスラムについてだよね」


彩鈴ちゃんが私の前のソファに座って言った。


「魔界のスラムは人間界のスラムよりひどいところなの。とても生活できたものじゃなくてね…」


「でも、それを利用して裏社会に連れてきて養子にしたりするんだよね〜。だから、ゆめちゃんの情報を偽装するのにちょうどよかったってわけ」


「な、なるほど…」


私はなんとか理解しながらふたりの話に追いついていった。


不意に、彩鈴ちゃんが真剣な顔になった。


「夢乃ちゃんはスラムの暮らし、知らないでしょ」


「え?」


「実は私と天音ちゃんは魔界のスラム出身なんだよ」