ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

次の日の朝、学校に行くともうすでに華恋ちゃんは教室にいた。


「あ、ごきげんよう夢乃」


いつもと何も変わらない様子になんだか安心する。


「おはよう華恋ちゃん!」


「おっはよ〜!おふたりさん!」


彩鈴ちゃんも、もうきていたみたい。


「彩鈴ちゃんもおはよう」


私が挨拶をすると、にこっと笑ってくれた。


それから3人でたわいもない話をして盛り上がる。


昨日華恋ちゃんがいなかったせいか、今日はこういう何気ない時間がとても楽しく思える。


それから、真白くんが教室に入ってきた。


華恋ちゃんはチラッと真白くんを見るだけで、特に何も言わなかった。


するとそれが気に入らなかったのか、真白くんが私達の方に来る。


「おはよう恋星と双羽、それから華恋も。今日もここ座っていいかな?」


そう言って指さしたのは華恋ちゃんの隣の席。