ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

2人で顔を見合わせてから、首をかしげる。


何をしにきたのかも結局分からず。


でも、なんだろう。


すごく嫌な感じがする気がする…。


「夢乃ちゃん、生徒会室に戻ろう」


「え?」


「言っちゃ悪いかもだけど、なんだか嫌な感じかするの。よく考えればさっきの子私服だったし、この学校の生徒じゃないかも…」


確かに天音さんは制服じゃなかったし、あんな生徒見たことなかった。


私は星空ちゃんを見てうなずいた。


まだ作業は残っていたけど、もしものことがあったらこんなことしてる場合じゃないよね。


星空ちゃんと私は資料室を出て、生徒会室まで急いで行った。


生徒会室に着くと、中から口論しているような声が聞こえた。


「入ってもいいかな…?」


「う、うん。いいと思う…」


一応星空ちゃんにも聞いてみると、入っていいと言われたのでゆっくりドアを開ける。