***
あの日から2週間経った。
それからは、まるで何事もなかったように生活をしている。
那津葉先輩からもらった黒髪のウィッグをかぶって、黒のカラコンをつけてバレないようにして。
そのおかげで、私はヴァンパイア達に王冠だとは気がつかれていない。
「夢乃ちゃん?大丈夫?」
放課後、星空ちゃんと2人で資料室で整理をしている時。
手が止まっていた私を見て、声をかけてくれた。
「あ、ごめんね。ちょっと考えごとしちゃって…」
「そう?体調悪いとかだったら、遠慮なく言ってね!」
心配をしてくれている星空ちゃんに感謝した。
つい2週間前までは、こうやって仲良くできてるのも想像できてなかっただろうなぁ。
「うん、ありがとう」
バンッ!!
そう言ったと同時に、勢いよくドアが開かれた。
「華恋さん!!」
あの日から2週間経った。
それからは、まるで何事もなかったように生活をしている。
那津葉先輩からもらった黒髪のウィッグをかぶって、黒のカラコンをつけてバレないようにして。
そのおかげで、私はヴァンパイア達に王冠だとは気がつかれていない。
「夢乃ちゃん?大丈夫?」
放課後、星空ちゃんと2人で資料室で整理をしている時。
手が止まっていた私を見て、声をかけてくれた。
「あ、ごめんね。ちょっと考えごとしちゃって…」
「そう?体調悪いとかだったら、遠慮なく言ってね!」
心配をしてくれている星空ちゃんに感謝した。
つい2週間前までは、こうやって仲良くできてるのも想像できてなかっただろうなぁ。
「うん、ありがとう」
バンッ!!
そう言ったと同時に、勢いよくドアが開かれた。
「華恋さん!!」



