ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

よかった、橙李くんと界李くんは帰ってくれるみたいだ。


報告されるのはちょっとよくない気もするような。


やけにあっさりで少し驚いているけど、それよりも安心が勝る。


橙李くんが界李くんの体を起こし、肩を貸して歩き出した。


それから、あの鏡の前まで行って立ち止まる。


「夜空、ひとつ聞いていいか」


「なんだ?」


今の皇くんは橙李くんを警戒している様子はなくて、いつも通りだ。


「お前は、罪人一家の皇家なのか?」


「…さあな」


罪人一家?


なんだかよくない響きだ。


皇家っていってもきっとたくさんあるのだろうから、その罪人一家ではないかもだけど。


今は真実なんて分からないから、ただ皇くんが“罪人一族”ではないことを願うしかない。


でも、今の反応は…。