ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

「別にー、なんでもない。それで?あんた達は目的達成できた?」


「…いいえ」


少し気まずそうに目をそらした橙李くん。


それから、私をチラッと見て。


「今から目的を達成するところです」


その言葉が合図とでも言うように、界李くんの瞳が赤色に変わる。


風舞(ウィンドダンス)


ゴオッと勢いよく風が吹き、私を避けてすごく小さな竜巻が起きた。


「きゃあ!!」


その悲鳴と共にみんなが飛ばされる。


私は何もすることができなくて、ただその場に立ち尽くす。


なぜ私だけが攻撃を受けなかったのかは分からない。


私になにかあるのだろうか。


そう思ったら、よけいに怖くなった。


そんなことを考えているうちに、いつの間にか橙李くんと界李くんは近くに来ていた。