ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

「…さすがに冗談よ。で?なんでいつまでも夢乃のことかばってんの?許せないんだけど」


「うっせぇよ」


皇くんのものとは思えないほど、低い声。


その声に音花さんも驚いたようだった。


音花さんの表情がゆがむ。


「う、うえ〜ん!夜空くんが怒ったぁ!なんで〜?」


突然泣き出してしまった音花さん。


皇くんはその姿を見て、ため息をついた。


「今回のはさすがに許せねぇから」


「…グスッ」


数秒間だったと思う。


会場に沈黙が流れ、それをやぶったのは橙李くんだった。


「音花様!」


界李くんと一緒に走ってきて、音花さんの近くに駆け寄った。


「どうしたんだ?」