ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

殺される!!


本能的にそう思った。


けれど、私に光の矢がささることはなかった。


なぜなら、皇くんがその矢を止めてくれたから。


私の目の前にはあの、安心する大きな背中があった。


皇くんの手から血がたれると共に、音花さんが投げた光の矢が消えた。


その数秒後、皇くんの傷も治ってしまった。


「音花…!いい加減にしろよ。夢乃が死んだらどうするつもりだったんだよ!!」


私のために怒ってくれている気がして、すごく嬉しかった。


音花さんは、皇くんの言葉にイラだったのか。


「は?そんなことで怒るの?別にいいじゃない、そんな奴死んだって」


「音花!!」


私の命って、音花さんにとっては“どうでもいい”んだ。


すごく…悲しかったし怖かった。


音花さんと友達になれたら、なんて考えは打ちくだかれた。