ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

雨晴さんと別れてから5分ほど経ち、家に着いた。


私の家はきれいな白色の壁に木製の茶色いドアがついていて、駐車場には水色の車が停まっている。


今はお父さんが仕事に行っているので、車は停まっていない。


普段はお母さんが自転車で仕事に行っているが、今日は休みなので置いてある。


鍵を鞄から取り出して、鍵を開ける。


ガチャっと音を立てて鍵が開き、私はドアを開く。


いつも通りで、不思議と安心するような気がする。


それから、ガタンという音と共にドアが閉まる。


靴を脱ごうとして下を向くと、パッと2つの靴が目に入った。


1つはお母さんの物だが、もう1つはお父さんの物ではない男の子の靴だった。


友達…じゃないよね。


男の子と関わらないし。


私は男の子の友達なんていないので、絶対に違う。


まあ、1人いるにはいるんだけど。


連絡はないしその子のわけがない。