ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

動揺している顔が近づく。


「う、うん。なんでかは分かんないんだけど、確かにあの2人だったの」


「絶対犯人その2人でしょ…。あと、音花って誰?」


そっか、華恋ちゃんは音花さんのことを知らないんだ。


教えてあげたほうがいいよね。


「皇くんの知り合いみたい。あんまり話したことないんだけど、なんでか嫌われてるみたいで…」


音花さんの、にやっと笑った顔を思い出す。


その瞬間背筋がゾクっとした。


音花さんが何を考えているかよく分からないから、よけいに怖く感じちゃうんだ。


「皇の知り合い…ね」


華恋ちゃんの表情が、真顔に変わった。


「じゃあ、音花って子も探しましょうか。といっても、そこにいるけれどね」


「ありゃ?バレててほっとかれてたのー?」


きゃはは、と楽しそうに笑いながら目の前に来た音花さん。


今、上から飛び降りた…?