ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

私が王冠(クラウン)ということが、証明されてしまった気がした。


ずっと否定してきた。


そんなの可能性だ、私が王冠(クラウン)なわけがないって。


でも、もう逃げられない。


「夢乃!!」


「え、あ…」


華恋ちゃんに名前を呼ばれて、我にかえった。


「とにかく今は、怪しい人物を捕える方が先よ。変なこと考えないで」


「そう…だね」


ぶんぶんと首を振って、よけいな考えをとばした。


しっかりしなきゃ。


学園で起きた事件は、私達生徒会がどうにかしないとなんだから。


「ここからは、ふたり1組で動こう。怪しい人物を捕えるのと、正気でいる生徒を回収してくれ。まあ、そんな生徒ほとんどいないだろうけどね」


全員がうなずいたのを見て、昊葉会長は美琴ちゃんと別の場所へ行った。