ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

***


嫌な予感は的中してしまった。


会場に戻ると、黄緑色の霧がぼんやりと天井に広がっていた。


会場内の人のほとんどは、ぼうっとしていて動かない。


異様な光景だった。


「何が…」


何が起こっているんだろう。


理解できない光景を目の前にして、ただ固まることしかできなかった。


「恋亜!!」


会場内に昊葉会長の声が響いて、私はハッとした。


声に方に視線を向けると座り込んでいる那津葉先輩、その肩をつかむ昊葉会長が見えた。


私は急いで昊葉会長の方へ向かった。


「昊葉会長!」


「こ、恋星さん…?なんで、動けるんだ…?」


「え?」


でも、確かに不思議だ。