ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

皇くんは私のことを考えてくれていたんだ。


私がちゃんと分かっていなかった。


私はあふれてくる涙をグッとこらえた。


すると、皇くんはため息をついた。


「ごめん、強く言いすぎた。……とにかく、音花にだけは近づくな。用事ができたから、じゃあな」


音花さんって、やっぱり危険な人なのかな?


私はできればみんなと、仲良くしたいんだけどな。


やっぱり、特別な血なんかなりたくない。


そう思いながら、私は会場に戻った。


パーティー会場は、私達のことなんかお構いなし。


でもこの雰囲気が、私の暗い感情を飲み込んでくれた。


それが、今はよかったと思える。


私は落ち込んでても仕方ないと、パーティーを楽しむことにした。


よく考えたら私も1年なのだから、主役である。


主役は楽しまないとだもんね。