ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

本当のお嬢様みたいだ。


いろんな人に話しかけられては、笑って返して。


すごく慣れてるみたい。


でも、私はその輪には入れそうにない。


礼儀正しくできるかも不安だし。


そう思って、離れることにした。


その時、とある人から声をかけられた。


「恋星さん!」


振り返るとそこには、ちょっとかわいいタキシードをきた皇くんがいた。


こういう服も似合っちゃうんだ、とドキッとする。


いつもと違う服装や、雰囲気にドキドキした。


「皇くん!どうしたの?」


何かあったのかも、と思ったけど。


予想外なことを言われた。


「あのさ、よかったら一緒に回らない?」