ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

これが、生徒会役員である証明になる。


「それでは、引き続きパーティーをお楽しみください」


これで開会式は終わりだ。


照明ももとに戻り、ざわつき戻ってきた。


「お疲れ様。それじゃ、僕達もパーティーに混ざろうか。何かあったら連絡してね」


昊葉会長は那津葉先輩の手を引いて、パーティーに混ざっていった。


私は特にやることもなく、ぶらぶらと会場をまわっていた。


美味しそうな食べ物があると、取って食べたり。


なんだかてきとーな感じ。


とはいっても、やることがないんだから仕方ない。


美琴ちゃんは前半やることがあるらしいし、彩鈴ちゃんは次元が違いすぎて話しかけられない。


ほら、今だって。


「双羽様、お久しぶりですわね」


「ええ、お久しぶりです。息子さんはお元気ですか?」


「とても元気よ。そうそう、聞いてちょうだい」