ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

本校舎とは少し離れた場所にある、イベントホールたくさんの人が来ている。


5月7日、今日は新入生歓迎パーティーの日。


私達生徒会メンバーはあわただしく働いている。


保護者会が終わり、次は開会式。


その前に、会場内のチェックに回っている。


『こちら昊葉。みんな、開会式の時間になるから戻ってきてくれる?』


会長が無線を通して私達に連絡をした。


「了解!」


小声で返事をして、ステージに急いで向かう。


「あっ!恋星ちゃん、こっちだよ〜!!」


「ど、どうも…」


夜神先輩が元気いっぱいに手を振っている。


普通なら近づきたくない相手なんだけど。


実は夜神先輩、生徒会役員だったんだ!


定例会議は休みがちなんだけど、仕事がとっても早い。