ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

でも、俺たちが生活しているのはこのぼろ屋敷。


「咲良の父親がね、王家の人なんだ。咲良も半分王家の血が入っているから、夜空は純潔のヴァンパイアになったのかもしれない。それは、赤色の瞳が証明しているだろう?」


俺は落胆(らくたん)した。


つまり、母さんは決まりを破った禁忌の子であり、俺もまた禁忌の子ということだ。


決まりをこんなに破っていたなんて。


そこで俺はふと思ったことがあった。


「それって、王家の能力が開花したってことですよね?僕…新しい能力とか…」


王家の血を継ぐものは、特定の強力な能力を持っている。


火、水、土、風、雷、闇、光の7つのどれかを持っているはず。


まれに3つ以上の能力を持つ者もいるらしいが。


普通は2つまでだ。


俺の最初の能力は、物を操る程度のものだった。


特に珍しいわけでもない、平凡な能力。


まあ、使い方のよってはすごく強い能力なんだけど。