ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

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1月5日は俺の誕生日で、全てが変わったのは5歳になったあの日だ。


真っ白な雪が降り、とても寒い日だった。


俺にとって誕生日は、母さんのとびきりの笑顔が見れる特別な日だった。


朝起きてから顔を洗い、タオルで水を拭く。


それから鏡を見ると。


青かったはずの瞳の色が、赤い瞳になっているのに気がついた。


何度も確認した、そんなことがあるわけがないと。


赤の瞳は王家の者しかもたない特別なものだ。


俺は王家の血なんて全く入ってないから、瞳が赤いわけがないんだ。


だから、病気かもと思って母さんにすぐ相談した。


「かーさまたいへん!」


「どうしたの?夜空」


母親は優しくほほ笑んでいたが、それは一瞬で崩れてしまった。


俺の瞳を見て、あせった表情に変わった。


「本当に夜空なのね?」