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「どう…したんでしょうか…」
那津葉先輩が唖然としたように言う。
私達3人には、三葉さんが怒ったわけが分からなかった。
気に触るようなことは言っていなかったと思うけれど。
それからしばらく、私達はどんよりした空気で黙っていた。
それから数秒経って、最初に喋り出したのは昊葉会長だった。
「まあ、その…考えてても仕方がないし、三葉さんの件は様子見ってことで。もしかしたら三葉さんは『特別な血』の人と知り合いなのかも…。とりあえず、恋星さんは明日の放課後から活動開始になるから生徒会室に来てね?」
さすが昊葉会長、切り替えがとても早い。
私はしどろもどろ言葉を発した。
「あ、わ…かりました。それじゃあ、今日は帰宅してもいい…ですか?」
「うん、良いよ。こんな時間だしね」
あはは…と昊葉会長が苦笑いする。
生徒会室にあった時計を見てみると、15時を過ぎていた。
本来の下校時刻は14時のため、だいぶ過ぎてしまっている。
「どう…したんでしょうか…」
那津葉先輩が唖然としたように言う。
私達3人には、三葉さんが怒ったわけが分からなかった。
気に触るようなことは言っていなかったと思うけれど。
それからしばらく、私達はどんよりした空気で黙っていた。
それから数秒経って、最初に喋り出したのは昊葉会長だった。
「まあ、その…考えてても仕方がないし、三葉さんの件は様子見ってことで。もしかしたら三葉さんは『特別な血』の人と知り合いなのかも…。とりあえず、恋星さんは明日の放課後から活動開始になるから生徒会室に来てね?」
さすが昊葉会長、切り替えがとても早い。
私はしどろもどろ言葉を発した。
「あ、わ…かりました。それじゃあ、今日は帰宅してもいい…ですか?」
「うん、良いよ。こんな時間だしね」
あはは…と昊葉会長が苦笑いする。
生徒会室にあった時計を見てみると、15時を過ぎていた。
本来の下校時刻は14時のため、だいぶ過ぎてしまっている。



