ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

髪色も瞳の色も、顔も声も能力も…生活も性格も。


全部、全部大嫌いなんだ。


でもね、この歌声が…歌姫の能力が誰かを救えたらなんて思うよ。


だから私は、星空(ほしぞら)という名前で歌い手活動を始めた。


誰かを照らす、満点の星空のようになりたいと。


そのことはもちろん、家族も祖父も知らない。


私だけの秘密のはず。


でも、いつも感じている違和感がある。


何かを忘れてる気がする。


とても大好きで、大切な誰かを…忘れている気がする。