三葉さんは私とは違い、理解したと言っていた。
「分かってくれたなら話が早いや。資料に書いてあったように、僕の赤い薔薇の校章は契約済みのヴァンパイアを。那津葉さんの桃色の桜の校章は契約済みの人間を。そして君たちの金色の桜の校章は、契約をしていない人間を表しているんだ。その他の校章は書いてあった通りだよ」
ここまで言われて、やっと理解が追いついてきた。
“その他の校章”が気になって、また資料に目を通す。
まさかこの世界に、ファンタジー小説に出てくるようなヴァンパイアが存在していたなんて。
まだ信じられない。
「1ついいですか?」
昊葉会長の言葉を聞いて、三葉さんが質問をする。
「『契約』とはなんですか?」
「ああ、それは2回目の学年集会で言われると思うんだけどどね。ヴァンパイアが10歳になると『血の契約』というものを結べるんだ。契約するとその相手にしか血を与えられないし、もらえなくなる。契約者同士は常に一緒にいるために、特別寮なんてものも用意されてるよ」
「分かってくれたなら話が早いや。資料に書いてあったように、僕の赤い薔薇の校章は契約済みのヴァンパイアを。那津葉さんの桃色の桜の校章は契約済みの人間を。そして君たちの金色の桜の校章は、契約をしていない人間を表しているんだ。その他の校章は書いてあった通りだよ」
ここまで言われて、やっと理解が追いついてきた。
“その他の校章”が気になって、また資料に目を通す。
まさかこの世界に、ファンタジー小説に出てくるようなヴァンパイアが存在していたなんて。
まだ信じられない。
「1ついいですか?」
昊葉会長の言葉を聞いて、三葉さんが質問をする。
「『契約』とはなんですか?」
「ああ、それは2回目の学年集会で言われると思うんだけどどね。ヴァンパイアが10歳になると『血の契約』というものを結べるんだ。契約するとその相手にしか血を与えられないし、もらえなくなる。契約者同士は常に一緒にいるために、特別寮なんてものも用意されてるよ」



