ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

そっか!


三葉さんって芸能科だったっけ…?


「…私はこれでも、意外と人気のある活動者なの。年齢も15歳でちょうどいいからっていうので、入学しないかって中学の時に先生に言われたの」


意外なことに「悪女」と呼ばれている三葉さんが、私に分かりやすく説明をしてくれた。


それから昊葉会長の説明が続く。


「特Aのバッチを持ってる人は大体そんな感じだね。あとは特別授業があったりするかな?芸能科とはそんな違いがあるよ。じゃあ次に、資料に書いてあることを説明していくね」


そう言って、まず校章についての資料を指差す。


「ここに書いてある通り、生徒達は校章によって様々な分類に分けられているんだ。ちょっと、君たちの校章を貸してくれないかい?」


そう言われて、三葉さんと私は校章を制服から外して昊葉会長に渡した。


その時に、上手く言えないが…なにか違和感を覚えた。