ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

今日のこと。


「あ、恋星さん!よかった、いた〜」


突然那津葉先輩の声が聞こえて、振り返る。


息を切らしていて、私を頑張って探していたことが分かる。


でも、なんで私を探していたのだろう。


もしかして生徒会のの集まりがあるとか?!


聞いてなかったから…。


「ごめんなさい!!えっと…どうしましたか?」


私はとっさに謝った。


「ううん!私の方こそごめんね!なにも伝えてなかったからさ」


私はその言葉にホッとする。


私がミスをしたわけではなさそうだ。


「今から生徒会室に来れそうかな…?定例会議があるんだ」


そうだったんだ。


まだ華恋ちゃんとの待ち合わせの時間までは、余裕がある。


だから私は定例会議に行くことにした。


「はいっ!行きます!!」