ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

そういえば、いつのまにか隣にいたはずの彩鈴ちゃんがいない。


私も探していると。


「あっ…いた」


廊下の奥の方に彩鈴ちゃんを発見した。


誰かと喋っているみたい。


「ありがとうー!!」


話が終わったようで相手の女子生徒に何やらお礼を言って、私達のところに走ってきた。


「何を話していたの?」


華恋ちゃんが聞くと。


「あのね!昊乃さんなら、1階の奥の方の物置部屋に行くって言ってたって!」


「なんで…」


あれ?


華恋ちゃんは、誰を探しているのか言っていたっけ。


なんで彩鈴ちゃんは分かったのだろう。


彩鈴ちゃんは私と華恋ちゃんの反応を見て、すごく動揺した。