ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

にこっと笑って挨拶をしてくれる。


まるで昨日のことが嘘のように。


まさかいるとは思わなかったから、すごく嬉しい。


「おはよう!もちろん!!嬉しい!」


私は喜んでと、一緒に登校することにした。


「そういえば華恋ちゃんの家ってどこにあるの?」


ずっと気になっていたのだ、この辺りに住んでいるのだろうかと。


「えっと…3つ前の橘駅ね。ここからだと20分くらいかかるかしら?」


「えぇ?!」


そんなに遠くなのかと驚いた。


昨日は私の家の近くの公園に来てそこから帰ったってことになる。


なんだか申し訳ないという気持ちになった。


「じゃあ、昨日の夜は悪いことさせちゃったね…」


「謝らないで!私の任務で勝手に来ただけだし…それに、夢乃を守りたいだけだから」


「そ、そう…?」