ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

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「んーよし!」


大分勉強できて気分が上がっている。


勉強するのは、私にとってはとても楽しい時間なのだ。


「ふぁ〜、そろそろ下の階に降りないとね」


あくびをして、ちょっとストレッチをしてから夢乃学園の制服に着替える。


そしてメガネをして。


実はこのメガネは、伊達メガネなのだ。


中学の頃はメガネはしていなかった。


でもある“トラウマ”のせいで、高校からは男子と壁をつくるためにメガネをすることにした。


お母さんも最初はびっくりしていたけれど、「夢乃がそうしたいなら」と言ってくれた。


そのことを思い出して、胸が暖かくなる。


「よし!今日も張り切ってこー!」


自分を自分で元気づける。


今日も頑張ります!


下の階に降りると、そこにはお母さんの姿しかなく、「皇くんは?」と聞くと。