ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

「変な夢乃ー。くすくす」


ああ、いつもの皇くんだ。


よかった。


皇くんの調子が戻ってほっとする。


そして、安心した私も一緒になって笑う。


どんなことがあってもこんな風に、これからも皇くんと仲良くできたらいいなと思った。


それから私は、皇くんに学園のことを聞いた。


そして、ふと皇くんが言う。


「そうだ。ちょっと試したいことがあるんだけど…」


「試したいこと?」


なんだろうとおどおどしていると、皇くんがいきなり私をベッドへ倒した。


びっくりしすぎて固まる。


「へっ…?!」


皇くんの顔がすぐ近くにあって、ドキドキと鼓動が速くなる。