ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

皇くんは、近くにあった本棚の1番下の段に入っている本を出した。


そして、パラパラとページをめくる。


なんの本か気になって表紙を見ると「ヴァンパイア王立学園中等部」と書かれているのが見えた。


ヴァンパイアの学園ってこと…?


聞いたことない言葉に頭を悩ませていると。


「あった…これ、俺なんだけど」


私に1枚の写真を見せてくれた。


見せられた写真の真ん中に写っているのは、確かに皇くんだ。


年齢は今とそんなに変わらないくらいかな?


それと…隣には美琴ちゃん、後ろには家族らしき人達が映っていた。


「学園で撮った最初の写真がこれだった。入学式の日に撮ってもらえるんだよね。ずっとこれに挟んでて」


懐かしむように写真を見ていたから、きっと大切な物なんだろう。


でも…なんでそれを私に?


「これ家族写真なんだけどさ、妙だと思わない?」


そう聞かれて、もう一度じっくりと写真を見る。


そうだ、「家族写真」というなら美琴ちゃんはなんなのだろう?


もしかして、本当は兄妹とか。


そんなことを考えたけど、さすがに違うよね。