裏社会の私と表社会の貴方との境界線

「瑠璃華、羅華。本当にありがとう。でも無理はしないこと。約束だよっ?」


2人は素直にうなずいてくれた。


それほどメア家は厄介な相手なのだ。


その後、私達は朝ごはんを食べた後に支度をして門の前に集まった。


メア家に向かっている間も、私達の間には“恐怖”があり、あまり余裕(よゆう)がなかった。


けれど、ふたりがいるというだけで私の気持ちはとても軽くなった。


10分ほど歩き、メア家の門の前に着いた。


そこにはおそらく案内役として来たであろう男性が立っていた。


「お待ちしておりました、雨晴華恋様。サク様がいつものお部屋でお待ちです」


そう言っていつもの部屋に案内してくれた。


部屋に着き、男性がドアをノックする。


コンコン。


「雨晴華恋様がお越しになりました」


「入って」


落ち着いた男性の声が、扉の奥から聞こえた。


ああ、やっぱり私を呼び出したのはあの男なんだということを悟った。


中に入ると白っぽい金髪の髪に少し垂れている金色の目が特徴の、神秘的な男の子が窓の前に立っていた。